ソフトウェアアーキテクチャを、実践で学ぶ
アーキテクチャ・カタは、安全な環境で繰り返し設計判断を練習するための研修手法です。 架空のプロジェクト要件に対してグループで議論し、トレードオフを考えながらアーキテクチャを設計します。
なぜアーキテクチャの練習が必要か
医師は手術の前にシミュレーターで練習します。パイロットはフライトシミュレーターで訓練します。 しかしソフトウェアアーキテクトは、実際のプロジェクトでしか設計判断を経験できないのが現状です。
「優れたアーキテクトを育てたいなら、アーキテクトにアーキテクチャを設計させるしかない。 しかし設計の機会がキャリアに6回も訪れないとしたら、どうやって腕を磨けばいいのか?」― Ted Neward
アーキテクチャ・カタは、この問題を解決するために生まれました。 架空のお題を使って何度でも設計判断を繰り返し、判断力を鍛えることができます。
AIが進化するほど、アーキテクチャ力が問われる
AIが担う
人間が担う
AIはコードを書けますが、「このシステムで何を優先すべきか」を判断することはできません。 アーキテクチャの選択に正解はなく、トレードオフを文脈に応じて判断する能力は、 AIには代替できない人間固有のスキルです。
アーキテクチャ・カタで何をするか
お題を読む
架空のプロジェクト要件(RFP形式)を読み、システムの目的・制約を把握します。
要件を確認する
設計を始める前に「何を確認すべきか」を考え、顧客への質問と想定回答を整理します。
アーキテクチャ特性を選ぶ
可用性・スケーラビリティ・セキュリティなど12の特性から最大3つを選び、優先順位と理由を言語化します。
システム構成を考える
選んだ特性を実現するために必要なコンポーネントを選び、構成の方針を説明します。
発表・議論する
他のグループと回答を比較し、なぜ異なる判断になったかを議論します。正解はなく、説明できるかどうかが重要です。
こんな方に使ってほしい
新卒・若手エンジニア
実務でアーキテクチャを考える機会がまだ少ない方。設計判断の思考プロセスを体験できます。
中堅エンジニア
実装は得意だが設計判断の言語化が苦手な方。トレードオフを整理する訓練になります。
研修担当・チームリーダー
チームのアーキテクチャ思考を底上げしたい方。グループワークの進行ツールとして使えます。
アーキテクト志望
将来アーキテクトを目指すエンジニア。繰り返し練習することで設計判断の引き出しが増えます。
このアプリで身につく力
トレードオフ思考
何かを得れば何かを失う。その判断を根拠とともに説明できるようになります。
要件定義の入口
設計の前に何を確認すべきかを考える習慣が身につきます。
技術的な議論力
チームで設計について話し合い、異なる判断の理由を理解できるようになります。
設計の言語化
なぜその構成を選んだかをステークホルダーに説明できる力が鍛えられます。
まずはお題を選んで、グループワークを始めてみましょう。
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